
歯牙移植
むし歯などで歯が抜けたところに、健康な親知らずなどを移植する方法です。
これは、ブリッジのように両隣の歯を削る必要がなく、また義歯よりも違和感がありません。
インプラントとも異なり、自然な歯の機能を生かせるという特徴があります。
ただし、インプラントに比べると生存率は低いという報告があります。
歯周病が進行した状態で抜いたところの骨が失われてしまっている場合には困難な場合もあります。
歯が抜けた部分の骨が回復しますので、抜けてから時間がたつと、移植するためのスペースを作る必要があります。
改めて骨を大きく削ったり、また親知らずの形態が悪いと難しかったり、いくつかの条件を満たさないと治療を行うのが難しいという欠点もあります。
そのため、どこの歯科医院でも歯牙移植を行っているという訳ではありません。
まずは有効利用できる歯があればそちらを利用したいという方にお勧めです。
移植に使用可能な『健康な親知らず』が生えていることが条件で、抜歯したその日のうちに親知らずの移植を行う必要があります。
場合によっては、「親知らず以外の歯」を移植歯として用いることもありますが、親知らず以外の歯を移植する場合には保険は適用されませんのでご注意ください。
歯牙移植の保険適応に ついて
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ブリッジのように、健康な歯を削る必要がない。
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インプラントとの比較されることが多く、組織の温存という点においてインプラントより優れている。
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良い噛み合わせを作りやすい。
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欠損補綴に関する他の治療法と比べると保険適応となれば治療費が比較的安い。
歯牙移植のメリット
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中間歯の欠損があって、健康な親知らずがあるという条件が揃っていなければ保険適応とならない。
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確実に成功する治療ではない。(約9割の確率で生着すると言われていますが、歯の維持のためには、移植後のメンテナンスと定期検診が必要)
歯牙移植のデメリット
平均約5~10週間。
親知らずを移植後、数週間固定する必要があります。
移植当日の飲酒・喫煙はお控えください。
移植後、必要に応じて歯の治療(根管治療、かぶせ物の作製など)を行います。